皆さんを呼んだから、近藤さんに頼まれたお茶を淹れに行こう。

お茶は四人分で良いよね。

私はお茶を淹れてから沖田さんの部屋に向かった。

「沖田さん失礼します。」

ススー

「沖田さん、一通り説明しましたか?」

沖田さんはいつもの少しイタズラを楽しんでるような微笑み方ではなく、切なげな微笑み方をして首を横に振った。

「ううん。僕からは言いにくいからね。」

沖田さんがそう言うから私が言うことにした。

「では私から。
沖田さんは松本先生に言われて、ある病にかかっていることが分かりました。
その病とは労咳です。まず皆さんを呼んだわけを話します。
労咳を治す方法は二つあり、一つは新選組を離れ空気の澄んだ所で療養する事、もう一つは私の力で沖田さんを治すことです。
そこで沖田さんは私の力を選びました。ですが、その力には強烈な痛みが伴います。
それにその痛みは2.3日続き、痛みに耐えきれず死ぬ人もいます。
そこで私はせめて局長だけでも許可を取ってからと思い、沖田さんにそう言うとせめて近藤さん、山南さん、土方さんは呼んでほしいと言われこの部屋に集まってもらいました。
それであなた方は沖田さんの治療法についてどうしますか?」