土方さん折れるか?
「それにトシ、俺達の隊は総司、新八、平助、神崎くんを連れていく。
これなら良いだろう?トシ。」
「ちっ、わかった。じゃあ俺達は残り24名で行く。」
ここまでは歴史通りだな。
私の存在がイレギュラーだけど。
ちょっとくらい歴史を変えても良いかな。
「よし、各自動ける隊士を広間に集めてくれ。」
「はい。」
土方さんの合図で、各自自分のやることをやりにいった。
よし私は稽古でもしておこう。
「おい、神崎!」
土方さんに呼ばれて振り向いた。
「はい?」
「無理するなよ。」
私は約束は出来ないから曖昧な返事をした。
「なるべく無理はしません。」
曖昧な返事の理由は、
私を信じ拾ってくれた近藤さんの為に忠誠を誓おうと思ったからだ。