「桜、できたぞ。」
歳三さんの声が聞こえ、私は瞼を開けた。
「ん。」
歳三さんは私が起き上がったのを見て、お盆を膝の上にのせた。
「大丈夫か?」
「うん。もうだいぶ気持ち悪いのは引いた。」
「そうか。原因が分からないから明日病院に行こう。」
「うん。ありがとう。ごめんね?迷惑かけて。」
「俺達は夫婦なんだから気にするな。」
歳三さんは私のとなりで同じうどんを食べ始めた。
「いただきます。...美味しい!」
「そうか、良かった。」
それから私たちは他愛もない話をしてお風呂に入り眠った。
私は歳三さんに抱きついた。
歳三さんも抱き締め返してきた。
そのまま私たちは眠りについた。