あのあと私たちは局長室に行き、事の経緯を話すと喜んで受け入れてくれた。

だが、門限までに帰ってこないと隊士に示しがつかないと言うことで門限の少し前に帰ってくることにした。

「準備出来たか?」

そう聞いてきたので、私は大丈夫だと一言告げると土方は歩き出した。

それからしばらく歩くと、前のほうにそれらしき建物を見つけた。

「あれか?」

私がそう聞くと土方は

「そうだ。あそこは俺の馴染みの店なんだ。」

そう言った。

土方はモテていたらしいが、女遊びはするのだろうか?

私にそんなことを聞く勇気は無いので、何も聞かないことにした。