「わかった。その代わりもう一度新選組に戻ってこい。」

「やっぱりそれが目的なんだな。みさきは必ず返すんだろうな?」

「ああ、必ずだ。約束する。だがお前は返さない。そこはちゃんと理解しているな?」

みさきを取り戻すために来た時に覚悟していたことだ。

「わかってる。」

私がそう言った時に、近藤が入ってきた。

「トシ、入るぞ。」