兄妹の鬼の先に待つもの






「準備できたか?」

そう言うと少し待ってくださいと言って、木刀を持った。

「大丈夫です。」

「行くぞ。」

そう言って俺は構えた。

「いつでも来い。だが、お前の力を全部出し切れ。鬼の能力は使うなよ。」

俺がそう言った途端にあいつは向かってきた。

そのあと俺とあいつが攻防を繰り返しながら、最後に俺がけりをつけた。

「お前の実力はそんなものか。」

そう言って俺はこいつはあの刀に合わないなと思った。