柊side




「みさき入るぞ。」

そう言って俺は問答無用でみさきの部屋に入った。

「どうしたんですか?柊さん。」

こいつは何か裏がありそうなやつだ。俺はこいつに名を呼ばれることにすら苛つきを感じる。
まあ、そんなことはいい。

「道場で俺と試合をしろ。」

俺がそう言うと、こいつは驚いたような顔をしながら、はいと返事をした。