パンジーの咲く頃に

その声に驚きバランスが崩れる。

「いゃ…」

目を開けると痛みはなく、前は白…?

「あっぶねぇ…」

私は人に助けられたらしく…え!?誰?

顔をあげると頬に茶色の髪に触れた。

抱き締められてることを私はその時ようやく気づいた。

「離れろ!へ!変態!!」

私は、手で相手の胸板を押し返した。

「は!?変態だと!?ふざけんな!助けてやったんだろ!」