パンジーの咲く頃に

だいぶ昔にできた学校だからそういう親子揃ってっていうのも少なくない。

まぁ、単直に言えば私のママは元情報屋。てか、第一世。

数十年たった今も情報屋がいると聞いたママは私に鍵を渡してくれた。

それは、小さなボックスの鍵だった

「情報屋を暴いてちょうだい!そしてママに会わせて!」

というなんとも言えないママのお願いにより

私は情報屋の探索をかねて小さなボックスを管理しているのだ。

「んー。面倒なことになった…てか、三河って誰だよ…」

独り言をべらべら言いつつ私は図書室についた。

ガラッ