「三河 卓(みかわ たく)…??」

私は放課後の教室で親友、紗江(さえ)の恋ばなを聞いていた。

いや、聞かされてるの方が正しいかな…。

「んで…その三河くんのこと紗江は好きなんだ?」

さえは顔を赤らめて頷いた。

可愛い顔してるな…と紗江の顔を眺める。

長いまつげにゆるくカールしたミルクティ色の長い髪、

瞳も髪と同じいろ頬はうっすら色づいたピンク…。

って私は変態かっ!!
紗江は、急に顔の前で手を合わせた。

ん…何か、嫌な予感が…