部屋を出たら下には、俺たち同盟の下っ端も全員揃っていて 出た瞬間、そこは姫を見分ける品定めと言っても過言ではない。 ある程度堂々としてないと、下っ端に守る価値がないと思われる。 第一印象が大切だ。 あぁ、お姫様大丈夫かな? 俺たちはもう"総長" に切り替えてるけど、お姫様は全く持って緊張感というか…変わってない。 「行くぞ。」 湊の声により、俺たちは幹部室を出る。 本当にお姫様が心配だ。 出る直前まで「湊ー、暴走終わったら何するー?」なんて呑気に言ってるんだから。