眠り姫と総長様 II


「大翔うるさい。
慣れれば良い話だろ。
これでも抑えてるらしいぞ?本人曰く。



航輝に言われるけど、


「これで抑えてる!?いつもどんななの!」


よくこんなピンクオーラに染まってる幹部室で過ごせるね。


俺なら甘過ぎて無理だわ。


「俺たち居るのに平気でキスするし、未衣を抱き締めて離さないし
クシャミ一つで病院に行かせようとするし……言い出したらキリないな」



航輝が説明するけど、うん。想像出来ない。むしろしたくない。



「よく居れるねー!俺っち無理だわぁ」



「慣れだな。」


言い切った航輝は、優しい顔でお姫様を見ている。



お姫様は、湊の髪の毛で遊んでて気づいてない様子。