眠り姫と総長様 II


「湊、でも!」


「未衣はお前に嘘なんて一つも吐いてない。それに、未衣を侮辱する奴はいくらお前でも許さない。」



悔しそうに唇を噛んで、あたしを睨みつけるなっちゃん。



そしたら、皆がなっちゃんを説得した。



「なぁ、夏輝。よく聞け。
今から言う言は全て事実だ。」


「……なんだよ航輝。」



まずはこーちゃんだった。


少し落ち着きを取り戻したなっちゃんは、出されたお茶を飲む。