「湊、でも!」 「未衣はお前に嘘なんて一つも吐いてない。それに、未衣を侮辱する奴はいくらお前でも許さない。」 悔しそうに唇を噛んで、あたしを睨みつけるなっちゃん。 そしたら、皆がなっちゃんを説得した。 「なぁ、夏輝。よく聞け。 今から言う言は全て事実だ。」 「……なんだよ航輝。」 まずはこーちゃんだった。 少し落ち着きを取り戻したなっちゃんは、出されたお茶を飲む。