「わかるよ。 この中で一番その気持ちわかる。 だからなっちゃんに言ってるじゃん。 その異性に対する先入観捨てろって。」 あたしとなっちゃんは一緒なんだよ? 「嘘だろ!嘘吐いてるんじゃねぇよ!」 「嘘じゃない。断言出来る。 あっ、もしあたしが嘘吐いてたら あたしの事好きにしていいよ。 蹴るなり殴るなり、殺すなり。ね?」 命掛けてもいいよ? だって嘘なんて一つも吐いてないもん。 でも、それを見兼ねた湊が 「未衣やめろ。夏輝も落ち着け。」 止めに入った。