「次は大翔。」
大翔と呼ばれるのは、さっきの赤色さん。
「やっとキター!はいはい姫ちゃん!
俺っちは桐 大翔!
【風雅】の総長ねっ!よろしく!」
ひろとくんだから……
「ひーくん、よろしく!」
「ひーくん、それって俺っちの事だよね!初めて呼ばれるけど姫ちゃん呼ぶとなんか嬉しいわ!」
やっぱ可愛いなぁー、と言ってまたあたしの方を近づいてきたひーくんは
「ぐへっ……ちっとは手加減してよ!
俺っちの弱い身体ズタボロ!
そんな子に育てた覚えはありません!」
「未衣に近づくな万年発情期。
未衣が孕むだろ。
それにお前に育てられた覚えはない。歩く18禁。」
湊にお腹を蹴られてた。
「なにそのあだ名!ヒドくね?」
「もう黙れ。話が進まない。」
あっ、やっぱひーくん嫌い。
ひーくんが喋ると、湊がたくさん喋っちゃう。
湊の疲労が……


