「海くん、止めてー。」
「俺も思ってた所だから、今止めるよ。
うるさいし。」
すぐ終わるよ?と言った海くん。
「ねぇ二人ともさぁ、黙ってくれない?
うるさいの。未衣ちゃん困ってるじゃん。オロオロしちゃってじゃん。可愛いけどね。
見て分からないの?バカなの?ねぇ。」
海くんがちょっとキレた。
こーちゃん情報によると、海くんは龍神の中で一番怒らせちゃいけないらしい。
海くんが怖いのか
「「……はい」」
一瞬にして黙った。
「それじゃ万年発情期クンは黙ってさっさと席に座ろうか。」
「は、はいっ!」
さっきまでの威勢はどこへやら。
しょんぼりして元の席に戻った赤色さん。
落ち着いた所で、
「んじゃ、自己紹介するか。」
湊が仕切り直した。


