眠り姫と総長様 II


「紹介するから座れ。未衣に触るな万年発情期サル。潰すぞクソザル。
色目使ってんじゃねぇよ。アホ。
変なダサいあだ名つけるな。可愛くない。」



「湊ヒドイなぁーー、俺っち泣いちゃう」


「じゃあ泣けよ。おら泣け。泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け泣け」



………赤色さんなんて嫌いだ。


隣に座る湊はお経みたいに泣け泣けって唱えてる。


赤色さんの所為で湊が可笑しくなったじゃん!



「湊サン。精神的に病んじゃうからやめよ?ねっ?
俺っちの繊細な心がバキバキだから!」



「泣け泣け泣け泣け泣け」




「……こんな可愛子ちゃん見た事ないんだから仕方ないじゃん!
興奮しちゃうのは男の性でしょ!
女っ気なかったクセに!ずるいぞ湊!」



「あ"ぁ?俺の未衣で興奮してんじゃねぇぞ。俺の未衣で汚い妄想するな。
未衣が汚れるだろ。だいたい未衣で妄想して良いのは俺だけだ。クソザル。」



ねっ、誰か止めよ。


ってか止めて下さい。


湊がたくさん喋ってるよ!


普段そんな話さないから、きっと疲れちゃう!