「なぁ、未衣。」



「んー?」



湊の方を向くと、すごく真剣な表情をしていた。



「まだ俺の歳じゃ無理だからさーーーー



予約して良いか?」




「……何の?」




肝心な所で、言葉の足らない湊。





「お前の彼氏から、旦那になる予約。」




「っ……!」





「未衣、返事は?」




「喜んでっ!」





飛びっきりの笑顔と共に、あたしは湊に抱き着く。