「お、おおお俺達には山崎組がついてるんだぞ!」
「だから何ー?」
「お、おおおお前達なんかすぐ潰してやる!」
腰を抜かして、尻餅をつきながら言われても、怖くもなんとも無い。
一拍置いた未衣は、
「潰す?潰せるもんなら潰してみろよ。
あのサルに電話すれば?まぁ、出ないと思うけど。」
また、雰囲気が変わった。
ジワリ、ジワリ、攻めあげるような重い殺気。
向こうの総長は、バックについてる組に電話するも
「な、なんで出ないんだよ!クソッ!」
未衣の言った通り出ないらしい。
「当たり前じゃん。
だって今、あのクズ共はウチに……篠原組に潰されてるんだから。」
「し、篠原組だと!?
す、すすすすいませんでした!
ど、どうか命だけは!」
篠原組の名前を聞いた瞬間、命拾いをしようとする向こうの総長。
まぁ、もう遅いと思うけど……
「睦月、あっちと繋げろ。」
「御意。」
睦月と呼ばれたのは、さっき湊と話していて、瞬間移動して未衣の隣に立ってる組員。
どこかに電話を掛け、未衣の耳元でケータイを持っている。
「あ、叔父様?………そ。スピーカーにして。……ん。睦月。」
叔父様って言ってたから、多分雅さんのケータイと繋がってるんだろう。
睦月さんは持ってたケータイをスピーカーにして、倉庫全体に聞こえるようにした。


