「陸っ!」
「っっ!」
陸が背後から肩を鉄バッドで殴られて倒れた。
「海!来夢に電話しろ!」
「あ、あぁ」
片割れが殺られた海は、怒りに震えていた。
陸を殺った男をすげぇ勢いで倒しながら、片手に電話をしている海。
「あ、もしもし来夢?陸が殺られた。」
「ぐあぁっ!」
「…黙ってさっさと死ねよ。
ん?そう。だから準備よろしく。」
……ある意味超人だ。
今回は、戦闘派の夏輝率いる蒼炎が一緒にここに来ていて
救護班の来夢率いる飛竜を龍神の倉庫で待機させている。
そろそろ、こっちも増援を呼んだ方が良い。
「海、大翔達を呼べ。」
「了解。」
指示を出しながら殺鬼を倒していくけど、一向に減らない。
「……殺鬼に足止めくらって時間掛かるらしい。」
「ちっ……どんだけ人数居るんだよ」
これでも結構な人数居るのに、足止め用の人数まで回してたのかよ。


