「これでトップは俺らだぁぁぁ!
やっちまえ!」
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」
バッドを振り回しながら襲いかかってくる殺鬼。
ほぼ体力が残っていない下っ端は、フラフラだけど どうにか戦っている。
ただ、俺たちが不利なのに変わりはない。
状況的に、押されているのは俺たちだ。
さすがにこの人数を倒せる体力は、湊を除いて誰一人残っていない。
5人に囲まれて相手をしながら、湊の方をチラリと見ると
「俺、今すげぇ機嫌悪ぃんだわ。」
そう言いながら、向こうの総長をボコってた。
「よそ見なんて余裕だなぁ!」
「ぐっ……!」
ちっ……口の中切れたじゃんかよ。
「ギャハハ!」
「俺、怒っちゃったからね。」
絶対このニワトリ野郎潰す。
「グヘッ……ぐはぁ!……うっ……」
薬中のニワトリは、三発殴っただけで倒れた。
その後は湊を攻撃しようとしてる奴を片っ端から片付ける事にした。
なんて言っても俺、湊の右腕だし?


