ゲーっと変な顔をしている大翔。
「男が600人とか……マジないわぁー。
女が一人も居ないとか有り得ねぇ。」
……心配した俺がアホだった。
「…他には」
「戦う時は武器持ってて、鉄パイプだったりナイフだったりヌンチャクだったり。
総長が相当な短気で、すぐに下っ端に手を出すから殆どの下っ端は機能してないらしい。」
……それ、人数集めてる意味なくね?
「サイテー。
カスカスじゃん!」
「殺り甲斐があるね。」
海が怖え……
ちょ、目が笑ってない!
「湊、どうする?」
「んなもん潰すに決まってんだろ。
仲間に手を出したんだ……
手加減なんてしねぇよ。」
さすが湊。
少し前の調子に戻って来た。
……と思ったらそっから総長室にまた篭り始めた。
「さぁーて、日頃のストレス発散しますか。」
最近ストレス溜まって仕方ないんだよね。
陸なんて大好きなお菓子を食わなくなる位だし。
そうと決まればやる事は一つ。
「まずは、闇討ちのお返ししてやらねぇとな。」
だって人数キモいし。


