だけど、浮気をしたと…写真の事を肯定した未衣に驚きも軽蔑も隠せない。 「ねぇ湊。」 「なんだ。」 「いくら湊でも…いくら皆でも…… 私の邪魔をするのは許さない。」 俺たちへ向けた殺気。 俺たちへ向けた冷たい睨み。 俺たちへ向けた低く鋭い声。 そう言って未衣は湊の腕をすり抜け、龍神の倉庫を出て行った。 その日から、未衣は行方不明になった。