眠り姫と総長様 II


「"私"がしていたら…どうする?」


「そんな事雅さんが許さねぇだろ。」


「…確かにそっかー。」


「この写真は毎日大量に送られてくる。
お前じゃねぇよな。」



最後の望み。


本人に聞いて確かめると言った湊。


もし未衣が本当と言ったなら、一番ダメージを受けるのは他でもない湊自身だ。


嘘だと信じたい。


いや、こんな写真嘘だ。


合成だ。








だけど、俺たちの予想は


虚しくも裏切られる。






「その写真は、全部本当だよ。」








ここに居る全員が、絶望を感じた。