「二人ともうるさい。」
一言、そうやって言ったら
「未衣、なに隆斗と浮気してやがる。」
怒ってる湊と
「未衣、湊の腕振り払って俺の所おいで?」
いつもの優しい隆斗の声が同時に聞こえた。
「いや、あのね?
腕が痛い……んだけど」
離して?と念を送ってみるとすぐに離してくれた二人。
でも、
「未衣、大丈夫か?病院行くか?
隆斗の所為で未衣が痛がってるじゃねぇかよ あ"ぁ?」
「てめぇが未衣の細い腕を傷つけたんだろうが。
なにちゃっかり触ってやがるクソ湊。」
また口喧嘩勃発。
もう、面倒くさくなって来たから
二人の間をすり抜けてこーちゃんの所に逃げた。
「こーちゃーん」
「ん?未衣おいで?」
腕を広げたこーちゃんの胸に飛び込む。
「「おい航輝!」」
……と、今度は綺麗にハモった。
「キャー、怖い怖い。」
こーちゃんは楽しそうに棒読み。


