こーちゃん達も幹部さん達も、皆固まってるから。
「……ぁの、二人とも……」
意を決して口を開いたのに、遮られる。
「てめぇ、未来のお兄様に向かってどんな口聞いてやがる。」
「うわー。やっぱ俺お前認めない。
湊が俺の親戚になるとかあり得ないわ。
」
「俺は未衣と結婚するわけ。
嫌でも何でも親戚になるんだよ。」
「マジないわー。
だいたい結婚とか無理だし。
ウチの組員、未衣の事なんて呼んでるか知ってる?」
「どうせお嬢とかだろ。」
「違う違う。
天使って呼ばれてるから。
全員して溺愛してるから。
お前、結婚するなんて言ったら殺されるよ?
あ、そのまま殺されてくれても構わないけど。」
「なら未衣攫って消えてやる。
俺と未衣の邪魔する奴は許さないからな。」
「取り敢えずお前、組長に殺られろ。
再起不能になってしまえ。
一生病院から出てくんな。」
「お前こそ、そのうるせぇ口縫ってやるよ。
ついでに永遠の眠りにつかせてやる。」
「湊に未衣は渡してやらない。」
「その手離せ隆斗。」
………この二人、こんな仲悪かったっけ?
てか、普段口数の少ない二人がたくさん喋ってるよ。
皆驚いてポカンってしてる。
あたしは腕が痛くてそれどころじゃないけど……


