眠り姫と総長様 II


湊にこーちゃんから連絡が入っていたみたいで、皆のいる場所はすぐに分かった。


病院に入ると


「おせーよお前ら。」


身体中に包帯を巻いた四人と、難しい顔をしたこーちゃん達が居た。


「……待たせた。」



リュウジ達は、まさか総長まで来るとは思ってなかったのか


「え、ちょ、湊さんまで!?」

「うおっ!こんばんわ総長!未衣さん!」

「やべぇ…俺すげぇ嬉しい。」

「怪我して良かったぁー!」


興奮している四人。


「阿呆かアヤト。
怪我して良かったなんて言う奴いねぇよ。」


アヤトの発言に呆れる海くん。


いつもより荒っぽいのは、きっと四人の包帯姿を見てだと思う。



「リュウジとホクトが骨折と全身の打撲。アヤトとツヨシはそれプラス肋数本。

アヤトとツヨシはしばらく入院らしい。
リュウジとホクトは帰れるみたい。」



りっくんが伝えてくれた通り、


リュウジは右脚、ホクトは左腕の骨折と、頭に巻かれた包帯が目立つ。


アヤトはベッドに左脚が吊るされていて
ツヨシは顔が腫れ上がっている。



……四人共、酷い怪我だった。