「……もしもし。未衣です。」
ーー「何があった。」
スピーカーにして、湊にも聞こえるように電話をする。
「山崎が動きました。」
ーー「……ほぅ。」
「龍神の面子が四人が闇討ちに?
どの程度の怪我かは今から見に行きます。」
ーー「……ちっ、分かった。
すぐに調べる。」
「お願いします。叔父様。」
電話の相手 みーくん…もとい、叔父様はすぐに通話を終了させた。
「未衣、病院行くぞ。」
「……ん。」
無意識のうちに唇を強く噛んでいた私は
「未衣……自分を傷つけるな。」
湊に言われるまで気づかなかった。
「……ん。」
歯の跡が着いた私の唇を、そっと優しく親指で撫でる湊。
その仕草は、まるで私を宥めてるようだった。
「あとで倍……いや。それ以上にして返してやればいい。」
「……うん。」
湊の瞳の奥から、フツフツと湧き出る怒りが見えた。


