眠り姫と総長様 II


バンッ!


倉庫の幹部室で過ごしていると、ノックもなしに息を切らした幹部候補のライが入って来た。


「ライ、ノックくらいしろや。」


こーちゃんが読んでいた雑誌からライに目を向ける。


「はぁ……はぁ……す、ません……」


息を整えたライは



「何があった。」


「リュウジとアヤトとホクトとツヨシが何者かに闇討ちにあって……
病院に運ばれましたっ!」



"私"が恐れていた事を言った。



「四人も……!?」


「リュウジとアヤトは幹部候補だろ!?」

「うそだろ…」


部屋の空気を変えるのには十分な内容だった。


「闇討ちだと?」


そして湊は今、"私"と同じ事を考えている。


「未衣。」


「……うん。」


山崎が学校まで来た時から、嫌な予感はしていた。


嫌な予感は……当たってしまった。