眠り姫と総長様 II


「ひっ、わ、分かった!分かったから!
もう高宮湊を侮辱せんわ!」


「ウソついたら家族諸共殺すからな。」


「わ、わかった!」


さっきまでの威勢は何処へ行ったのやら……


話だけ聞いてると、女が男を脅してるなんて誰も捉えないな。


チラッとスマホを見た未衣は


「明日の午後8時。
プリトンホテル 305号室。」


それだけ言って、俺たちには何も言わず男の横を通り過ぎ帰って行った。


車のエンジン音が聞こえたから、迎えが来たんだろう。


その間、俺たちは動けなかった。



「ちっ……」


湊の舌打ちが聞こえ、俺たちの時は動き出した。


「なぁお前さん達。
いい事教えてやろうか?」


…はぁ。


どうやら復活したらしい目の前の男。


またニヤつき始め、俺たちを挑発する。