「じゃ、時間も時間だから失礼する。
電話が使えないから2日に1回ここに来るからな。」
「あぁわかった。」
「湊行くぞ。」
「ちっ……未衣。」
「なぁにー?」
「明日、学校来いよ。
待ってるから。」
待ってるから…その言葉が嬉しくて思わず頬が緩む。
「うんっ!
また明日ね!」
「ふっ。じゃあな。」
初めて"また明日"って言ったな……
"また明日"なんて、会える保証なかったから今まで言ったことなかったけど。
満足したのかあたしの頭を撫でて、いっちゃんと帰っていった。
「みー、わかってるな?」
「わかってる。
みんなは巻き込まない。」
「……それなら良い。
学校行っていいぞ。」
「ありがとみーくん!」
「あぁ。」
本当は湊も巻き込みたくなかったけど…
仕方ない、かぁ……


