眠り姫と総長様 II


「未衣。」


「湊ー。」


目の前に座る未衣を呼ぶと、パァっと笑顔を咲かせ俺の胸に飛び込む未衣。


「未衣不足で死にそうだった」


「あたしも湊に会えなくて寂しかったー。」


俺の胸に顔を埋めてる為、喋る度に息がかかって少しくすぐったい。


「充電……」


そう言って俺は


「んっ……みな、と……」


未衣に熱いキスをする。



「ごちそうさま。」


苦しそうに俺の胸を叩くので唇を離すと


「はぁ…はぁ…みなと…」


息を整えながら俺を呼ぶ。


「ん?」


「好き……大好き……」


急に不安気に俺にしがみ付いた。