眠り姫と総長様 II



「なんですか?
俺、今山崎の裏取りしてんですけど…」


欠伸をしながら数分後、やって来た隆斗。


「湊から話があるらしい。」


「なに?」


目を擦ってる隆斗はフラフラして重心が定まってない。


「昨日の事。」


「昨日?あぁ、あれ。
…組長、話長くなるので未衣も連れて部屋移動しても良いですか?」


「ちっ…わかった。」


部屋を変えるほど長くなる話なのか?


まぁ、とりあえず未衣も連れて部屋を移動する事になった。


付いて行った先は、


「どこだここ」


今みで踏み入れた事のない、奥にある部屋だった。


「ここ客間。」


部屋に入ると、さっき居た部屋と間取りの変わらない部屋だった。



イスに座って話を再開する。


未衣と隆斗が向かいの席に座り、俺が正面。