「なんですか?
俺、今山崎の裏取りしてんですけど…」
欠伸をしながら数分後、やって来た隆斗。
「湊から話があるらしい。」
「なに?」
目を擦ってる隆斗はフラフラして重心が定まってない。
「昨日の事。」
「昨日?あぁ、あれ。
…組長、話長くなるので未衣も連れて部屋移動しても良いですか?」
「ちっ…わかった。」
部屋を変えるほど長くなる話なのか?
まぁ、とりあえず未衣も連れて部屋を移動する事になった。
付いて行った先は、
「どこだここ」
今みで踏み入れた事のない、奥にある部屋だった。
「ここ客間。」
部屋に入ると、さっき居た部屋と間取りの変わらない部屋だった。
イスに座って話を再開する。
未衣と隆斗が向かいの席に座り、俺が正面。


