「プププ、ウソじゃないよー?本当本当。」
当の本人は、4人のアホ面に笑ってる。
「だってお前の名字、姫野だろ!?」
「んー、それはお母さんの旧姓。
こーちゃん家に居るときに名乗ってただけ。
本名、篠原未衣です。」
「わけわかんねぇ…」
バカな夏輝には理解出来ないらしい。
来夢も分からな過ぎてボケーっとしてる。
「姫ちゃんが篠原組お嬢!?
航輝ん家に居るときって!?」
「その行方不明の間、こーちゃん家に潜伏?隠れてた?うーん、住んでたの。」
「だって……俺っちの想像だと
ちょー怖い冷酷人間かと……」
「んー……"姫野未衣"は龍神の姫っていうだけの普通の高校生。
"篠原未衣"はさっきみたいにあぁいう人間。」


