眠り姫と総長様 II


「うぅ……」


あまりの羞恥に顔を真っ赤にして俺の背後に隠れる未衣。


服にしがみついたまま離れない。


…可愛い過ぎる。


「いきなりニヤけないでよ!
キモイから!てか怖いから!」


未衣が可愛すぎて顔が緩んでたらしい。


「未衣が可愛いんだから仕方ないだろ」



「はぁ……未衣が可愛いのは分かったからさ。」


「いや、わかってない」


「お前が未衣を好き過ぎてヤバイのは分かったからさ……」


「…なんだよ」


好き過ぎてヤバイんじゃない。

愛おしすぎてヤバイんだ。


まぁ、こいつらに分かってもらっても困るだけだからいいけど……