「なにやり始めようとしてるわけ!?
ここ幹部室だから!俺たち居るから!
忘れないでよね!
てか、未衣のそんな色っぽい声聞きたくなかったーーーーーー!」
俺の未衣がぁーーー、と嘆いてるうるさいコイツ。航輝。
「「あっ……」」
…完全にこいつらの存在忘れてた。
「未衣の声聞きやがって」
未衣の可愛い可愛い姿と、俺を求める色っぽい声を聞きやがって……
「いやいやいやいや、不可抗力!
俺たちの存在忘れてヤリ始めるお前らが悪いの!」
「始めてねぇ」
せっかくの未衣との時間を台無しにしやがって
「てか、いつも以上に甘すぎてキモイんだけど。
びっくりし過ぎて俺たち動けなかったわけ。わかる?」
「んなこと知らねぇ」
そのまま空気読んで消えればいいのに……


