湊の方に全員気を取られていて 俺たちの方に向かってキラリと光る物に気付けなかった。 「邪魔だ。どけ」 「ぐあっ!」 !? 確かに聞こえた声。 でもこんな中性的な声、聞いた事ない。 声の方を見ると、階段からゴロゴロと男が転がって落ちる。 「………」 カツ……カツ…… 落ちる男を見ながら階段を降りるお姫様? 「止まれ。」 その声は、確かにお姫様。 いつもは高いソプラノで、笑顔なのに 今は中性的な低めの声に、無表情。 あまりの変わりように驚きを隠せない。