「坂本さん…お元気ですか?」
手紙を書くように写真の彼に話しかけた。
送別会の夜、楽団員全員で撮った写真。
中心にいる彼。
キレイな弧を描いた形のいい眉。
切れ長の目。高い鼻。
スッキリした顔立ちで、どことなく王子様みたいな感じ…。
あの夜…頑張っての意味も込めて送ったエール。
貴方にまた会えるって、何故だかそう思えた。
でも…それって、きっと私だけの思い。
何も始まらないまま終わった恋を、認めたくなくなかっただけ。
ホントはもう…会えないって分かってる…。
音の世界にいても、二度と会うことはないと思ってる…。
だけど時々、思い出してしまうの…。
貴方への淡い気持ち。
子供の頃みたいな気持ち。
語りかけてみたくなる…
坂本さん…今…どうしていますか……って。
手紙を書くように写真の彼に話しかけた。
送別会の夜、楽団員全員で撮った写真。
中心にいる彼。
キレイな弧を描いた形のいい眉。
切れ長の目。高い鼻。
スッキリした顔立ちで、どことなく王子様みたいな感じ…。
あの夜…頑張っての意味も込めて送ったエール。
貴方にまた会えるって、何故だかそう思えた。
でも…それって、きっと私だけの思い。
何も始まらないまま終わった恋を、認めたくなくなかっただけ。
ホントはもう…会えないって分かってる…。
音の世界にいても、二度と会うことはないと思ってる…。
だけど時々、思い出してしまうの…。
貴方への淡い気持ち。
子供の頃みたいな気持ち。
語りかけてみたくなる…
坂本さん…今…どうしていますか……って。