「何か??」

「あ、あのですね!!NADS??の会員の方はこのクラスにいますかっ??」

「NADS??」

あれ??

違うかったっけ!?


「ち、違いますか・・・??」

恐る恐る聞いてみた。


「ああ、NADCね。」


「・・・あ、そうですそうですっ!!誰かいますか??」

「俺だけど??」




・・・・・・えぇえぇえ!?!?!?




こいつがあぁあ!?

あたしのファン!?

・・・きもっ・・・


「ああ、そうですかっ」

「で、何??用あるから早くしてくれない??」

「そ、そうですよねえ・・・あ、あのNADCの会長って誰ですか??」

「なんで??」



なんでって・・・

一言一言がむかつくっ!!!

春斗だったらぶっ殺してるわ。

「いや、と、友達が入りたいって言ってててて・・・」

『て』が増えちゃったよ!!はずかしっ・・・

「3年D組みの坂野太一様だよ。坂野さんと会うならちゃんと頭下げろよ??」

「は、はい・・・ありがとうござましたっ!!!」

ってD組って4階じゃん!!!



「ぶっ!!なんだよござましたって!!お前面白いなあ」

「いいいいいえ!!と、と、とんでもないっ!!!」

「また来いよな。クラスどこだ??」

「C・・・組です・・・」

「そっか、わかった。俺の名前は佐崎優。お前は??」

何で名前まで言わなきゃいけないのよっ!!!



「内藤・・・愛華・・・」

「え!?」

し、しまったっ!!!しまった!!島倉千代子!!!ってあたし古いわい!!!



「君、内藤愛華!?」

「違います違います!!!内藤愛華のこと考えててそのまま出ちゃったみたいなっ??」

「そっか、で、名前は??」

「内藤愛・・・」

「優~♪何してんのお~??」


うっ・・・ぶりぶりだ・・・

この人こいつの事好きなのかなあ??

「優~??誰その子お??」

もう1人来たっ!!!

こいつもてるんだな・・・