「……な、何しているの?」 声だけでもわかる、引き気味の声。 あたしがこんなにも哀しんでいるのに。 何で引かれなくちゃいけないのよ。 ムカついたあたしは、ふと顔を上げた。 「……だ、大丈夫?」 しかし、声だけするだけで、誰もいない。 あたしはキョロキョロ辺りを見渡した。 すると。 「ぅわあああ!?」 「わっ!?」 何と声の主は、頭上にいたんだ。 あたしが上を向いた時、彼と目があった。