私と翠くんの影が重なっている



手を繋いで歩いてるから











「翠くん、私幸せ♪
手繋いで帰ったり、些細な事で笑い合える関係が本当に嬉しい♪」











私がそう言うと翠くんは優しく笑ってくれる











「俺も幸せだよ
来年もクラス替え無くて嬉しい」





「うんうんっ!
いっぱいいっぱい喋らなきゃね♪」





「それは今までと変わらないけどな〜」





「確かにっ♪」











そう言って笑う私達





初恋は叶わないもの…ってよくいうけど


そうでもないのかもしれない…








これから先もずっとずっとこうやって
些細なことに笑いあえる…



そんなのが続くと信じてる







大好きだよ翠くん









私の初恋は甘くて

酸っぱい

まるで、イチゴみたいな味








私の名前ぴったり…なんてね♪











「明日からよろしくおねがいします♪」





「こちらこそよろしく」











私の初恋はまだ終わらないよ










〜end〜