「お前は?
喧嘩したからより戻しにくいってか?」
伊月先輩は春也に向かって言う
春也は唇を噛み締めて伊月先輩を睨みつけているだけ
「そんなんどーでもいいだろ
つい、他の女と遊んでしまうことだってあるさ
それで終わりにして後悔するより、今全力でぶつかった方がいいと思うけどな?」
今全力でぶつかった方がいいと思う…か
そうか…そうだろ春也
「俺はあの時頑張って別れなかったらって後悔してる。結苺を好きになった今も変わらない。
それはこの先一生思い続けると思う」
俺は気づくと春也にそう語りかけていた
「だからこそ春也には同じ後悔してほしくない」
うつむいている春也を向かって最後に一言
「春也!行くぞっ!」
俺がそう言うと
春也は顔をあげてニッと笑う
「お前に言われなくても行くっつのー!」
「はいはい!」
そして俺と春也が顔を見合わせて窓に手をつく
行くよ結苺
「結苺!」「夏恋!」



