初恋イチゴ。˚*





私が泣くのを必死に我慢していると
女の子はニッコリ笑う











「このことは翠くんに言わないでね?
翠くん、恥ずかしいから誰にも言いたくないって言ってたから」





「…うん」











ほんとなの?

本当に付き合ってるの??




誰か教えてください











「じゃあ私先に部屋に戻ってるね♪」





「…うん……」











そう言って軽い足取りで部屋に戻っていく彼女





あぁ…さいあく



あの子の名前すら知らない…



これじゃあ確認しようがないし…






楽しい修学旅行のはずなのに


こんなに絶望感が襲ってくるなんて思ってなかった











「うぅっ…」











本当の事なのか嘘なのかわからないけど
何故か涙が出てくる






私が一人で泣いていると…











「泣いてる?大丈夫?」











そう話しかけてきたのは翠くん



だと良かったのに…







知らない男の子




もうお願いだから放っておいてよ











「泣いてない…」





「泣いてるじゃん」





「泣いてない!」











私は勢いに任せてその人を睨むと
驚いたように一歩後ろに下がる