「おはよー」
「「おはよ〜」」
随分ねむそう
そして疲れてる
「めっちゃ絡まれてたな翠
好きなやつ誰だーって」
「ほんとだよ
あんな大声で言ったら聞こえるってね」
「だな〜
まぁお前がやっと自分の気持ちに気づけてよかったよ」
「うん、井月先輩に言われてから3ヶ月経って気付いたからな〜」
春也くんは普通に話を進めてる
ってあれ？
知らないのって私だけ？？
なんか疎外感を感じるような…なんて
贅沢だよね
「翠くん…お、おめでとう♪」
私が言える精一杯の強がり
そして翠くんの喜ぶ言葉をかける
すると翠くんは困ったように笑う
「まだ片想いだけどね」
「大丈夫だよ
翠くんなら絶対に大丈夫っ」
「ありがとう」
私も頑張りたい
でももう叶わないなら
諦めるよ…
