[結苺side]



あの日、郁己先輩は翠くんと話したみたい


でも何を話したかは教えてくれず
"大丈夫だから告白するなよ"
ってだけいわれた






あれから3ヶ月ほど経った


二学期に入り
秋も染まりつつある今日この頃






相変わらず翠くんと美雨ちゃんは付き合ってます






相変わらず夏恋ちゃんと春也くんはラブラブです






相変わらず私は何も出来ず片想いです!!











「一年経つの早いね〜…」











ふと思い出にふけって
そう呟いてみる











「1年経っても結苺がチビなのはあの頃から変わらないけどな〜」











そう虐めてくるのは春也くん



もう私のチビって定着しつつある…



いいけどね!いつか大きくなってやるんだから











「少しは伸びたもん…」





「え?どーせmm単位だろ?」





「…ばれてる…」











目ざとい



春也くんは本当にエスパーなのかもしれない











「知ってるかー?
豆乳飲むとバストアップするらしいぜ」





「そうなの!?」











そして何げに色々知っている春也くん



でもなんでそんなこと知ってるんだって感じだけど












「おう」





「飲もうかな…」





「飲んだ方がいいって
身長はともかく、アップするかもしれねーし」





「う、うんっ!」











それはちょっと期待してみよう




なーんて考えていると
夏恋ちゃんと翠くんが呆れたように話に入ってくる