「あ…」
入ってきたのは
「美雨ちゃん」
なんで彼女はここにいるのか?
今は授業中じゃないのか?
そしてどうして私はこんなに胸騒ぎがするんだろう?
美雨ちゃんは私達を見てニッコリと
綺麗に笑う
「お邪魔してすみません
さっきぶつかって頭打ったところが痛くて保健室で休もうと思って来たんです…
でも…邪魔ですよね?」
綺麗に笑ったあと、申し訳なさそうに
ドアを閉めようとする美雨ちゃん
邪魔じゃないよ
って言いたいのに声が出ない
私が何かに躊躇っていると
翠くんは
閉めようとした扉に手を置き
美雨ちゃんに微笑みかけた
「保健室はみんなのものだから邪魔じゃないよ
それに手当てしたらすぐに他のとこ行くから
ここで休みな?」
ズキン…
あぁ…この鈍い胸の痛みは
嫉妬だ…
表情を見ていたらわかる
きっと美雨ちゃんは…
だからって嫉妬する資格もないのに…
本当に少し仲良くなったからって
ちょっと浮かれすぎてるよ自分…



