「犬って鳴くし、噛み付くからやだ。」 菜々の弟の真吾(仮)がチョビをみて、言った。 チョビは無駄吠えは多かったけど、決して噛みつかないし、すごく優しい犬だ。 「大丈夫ちゃ。触り」 菜々が真吾の手を握り、チョビを触らせるが、真吾は嫌だと首を振るばかり。