しばらく走り、振り返った。 すると、チョビが全速力で私のもとへ駆け寄ってきた。 「チョビ!!」 チョビを抱き締め、放すまいとリードを握る。 安堵で私はその場に崩れ落ちた。 良かった。チョビが無事で――。