「君の名前はチョビ太だよ。」 チョビ太の頭を撫でると、チョビ太は初めての車に警戒したように丸くなっていた。 「チョビ太って、ボールで遊ぶんかな」 お爺さんから渡された音の鳴るボールを、私はチョビ太にみせた。 しかし、なかなか興味を持たない。 「初めてなんやけ、家に帰ってから遊ばせり。」