白はうーんと考え込んだ。
それから、ゆっくりと口を開く。

「僕もそう思う。黒(こく)、椿さんを呼んできてよ。」

「は?俺はこの人に色々聞きたい!だから白が行けよ。」

白の言葉にすかさず黒と呼ばれた少年が反論する。

「だめだよ。黒みたいに質問攻めにしたらお姉さんが困っちゃうもん。
黒と椿さんが戻ってくるまで待ってるから、早く呼んできてよ。」

黒はそれもそうか、と小さく呟くとすっと顔を上げ、

「じゃあ、すぐ呼んでくる。
きちんと待ってろよ!」

黒は最後に抜け駆け禁止!と叫んで走り去っていった。